いたい、と思った















喉の奥からそれが溢れ出る度に、身体の中に痛みが走る

止めたいと思っても、それは止む事を知らず

ぱららと音を立てて堕ちて行く












"何が起こっているんだろう?"












声が、聞こえる









肩に、その声の主の手が触れた

触れた?いいやそれはおかしい 正しくは"支えている"だ

声が、聞こえる
















目の前が薄紫の色に染まる














陽に照らされれば薄く青を混ぜ合わせ

月光の下で見やれば紫の色が一層映えた

自分の世界の中で、最も綺麗な髪の色








"嗚呼 汚してしまった"























"すごくすごく 綺麗なものを"
























触れては、いけないと思った

綺麗だったその色を その人を汚してはいけないと

ふと隣を見て、その人を、その色を見ているだけで良かったのに

嗚呼 おかしい 目の前が白に染まる






































自分が汚しては いけなかったのに























以前の画廊を見た方(あとカーシュ本…)はうすく覚えがあると思いますが、うちの二人ではないです
僕の親友の二人です 僕の二人はこの二人に物凄く影響を受けています
これは当時話を聞いてて酷く心に残ったシーン(うろ覚えで大分捏造してますが…)
彼女のセルジュはカーシュの髪を酷く綺麗だと思うらしいのです
なんかいろいろ話があった筈なんですが、もう覚えてません…勿体無い
空蝉も是非書いて欲しいが、私はこっちも書いて欲しいよ、親友。 え、無理?…無理だよな(汗)

B A C K











































おまけ



"なんだよ、人の髪をじろじろ見て 遊ばせるつもりはないぞ"

"遊ばないよ 見てるだけ"

"…お前もおかしな奴だよな…"