うん…ねる。でもネタちょこっとだけ書いてねる…
ED後。
すらりと引き抜かれた刃はとても綺麗な色を放っている。彼の長年愛用していた剣だ。その鋭い光を見ると、ぞくりと背筋に震えが上る。
彼は剣の他に、一通りの武器を扱うことが出来た。その中でも剣は別格の技術力だった。協会との戦いの中、彼に剣を持たれたら、自分より技術も能力も上を回っていた仲間達でも太刀打ちできなかっただろう。
……今でも適わないかも知れない。彼の能力は、あの小さな村の中では宝の持ち腐れと称される程に高かったのだ。
ゆるりと、腰に刷いた双剣を抜く。応えるように彼も下げていた剣先を上げて、構えた。
また始まる。
夢の中だというのに、高揚感が立ち上っていくのが判る。口端が上がるのを止められない。
早く剣を交えたくて、間合いを取ることもやめて、レストマーは飛び出した。
「…で、其処で夢が覚めたと」
ジェイルの一言に仏頂面のレストマーが頷いた。朝食兼昼食代わりのパンを口に突っ込みながら、押し流すようにスープを飲む。
「なんで夢で其処まで怒れるかなあ…俺だったら戦う前に眼覚めてラッキーとしか思えないんだけど」
「冗談じゃねえ! この前の雪辱を晴らしてやろうと思ってたのに!」
「雪辱って…半年前の夢でディルクと戦って負けたのまだ根に持ってたの」
呆れ顔でリウと書類を見ていたマリカが顔を上げるのに、当たり前だとレストマーは答えた。
「夢ん中でも現実と同じくらい動けるからな。あれからまた腕が上がったはずだから、今度こそはって思ってたんだ…なのに…っ」
「そう思って、挑戦して負けた数はー?」
「……三回」
「〇勝三敗一分けか」
容赦ない親友と幼馴染の言葉に、とうとうレストマーは机に突っ伏した。食べかけのサラダにフォークを何度も突き刺していじける。
「だってディルクが強いんだから仕方ねーじゃんか…」
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ディルクの夢とディアドラさんとのやりとりがかきたくてかんがえてみた話…
うん時間ないよねむいよとりあえずねたのこしておきます
私の主人公は本当にディルクがすきだな…