いたみ
: 叫ぶ魂
どうすればよかったのかと自分が叫ぶ
自分は間違っていたのかと
どちらを選べば良かったのかと

(そうしてまた傷付いて、それでも尚歩いていく)












わらう
: 「ばぁか、なにいってんだよ」
「どうあっても生きていかなきゃならないなら。
 それなら、笑って生きる方が良いと思った。
 お前が俺に思わせたんだぞ?」

(テッド一人欲しいなあ。1テッドください!(………)
 うちのテッドなら落込んでる人間の傍にちょろっと寄って「あぁ、あぁ。俺もあった。昔なあー」とかはじまってきっと笑わせてくれるに違いない。その人に笑顔をもたらしてくれるに違いない。
 ちくしょうくれ!(阿呆))
(なんて書いてた板…上のとちょっとリンクというか。それを乗り越えたのが1テッドさんなのだと)












短剣
: 薙ぐ
 ひゅぅと銀の煌めきが線を引く。
 後退しながら追撃して来る動きを読んだ、首筋目掛けて振られた刃を屈んで避けて、そのまま懐へ入り込む。どんと左肩で胸を押した、息を詰まらせながらたたらを踏んで、彼は後退る。
「…七度目だ」
 胸に手を添えて俯いていた彼に冷たく言い放った。唇を噛んで顔を上げた彼の面持ちはわずかに強張っている、…成程確かに、負けず嫌いな一面はあるようだ。
 短剣の柄を握り直して構えるシーアに、テッドもまた体勢を整えた

(個人的に短剣が好きなんだと…)












己自身が刃と為す
: 刃
護りたいもの、仲間
だいじなもの、騎士団の仲間達
すきなひとたち、自分に笑ってくれた群島の人々
頼りになるひとたち、リノ王、エレノア軍師、キカ、そして彼等を支える人達
大切なひと、スノウ
特別なひと、ポーラ
気になるひと、テッド
共に居て穏やかになるひと、アルド

無関心なもの 捨て置かれても特に構わないもの、己自身


(こんな事吐いたらスノウなんて落込むだろうしポーラは哀しそうな表情浮かべるだろうしアルドはきっと根気良くそうじゃないよと言って来るだろうしテッドは問答無用で殴り掛かって来るだろうなあ。
 基本的に自分を大事にして欲しいと思う人達がシーアの回りにいるようです

 ブチ切れ直前のような、そうじゃないような…
 うちのシーアさんはこういう奴なので本気で怒ると無表情になるといいなあとか。無言でざばざば切り裂いてくれると良い。なんていうと引かれますか、そうですか。)
(なんて書いてた板。)












おおかみとひつじ?
: まんじゅー
「で?」
「…」(じいー)
「お答えはー?」
「……」(じいいー)
「……おい」
「………」(じいいいい)
「…」(さっと饅頭を自分の口元に運んで口をおおきく)
「あーーーーっ。ああああーーーーーっ!」(激しく動揺)
(ぴたりと一歩手前で)「……で? お答えは」
「……うううううううううぅううぅう」(苦悶)
「いっただっきまー」
「わーーっまって、待った、ストップそれだけはーーッ。」
「んでー?」(にこーと爽やかに笑いつつ)
「……判ったよもう判ったから……!」
「おっけー! 忘れんなよ、その言葉」(まんじゅう手渡し)
「…ううううううう」(泣きながら昇天)←かなり嬉しそう


(滅多に作れない具の入った最後の特製まんじゅうだったそうです。いじわるてっどさんー(脱兎))












お眠り中
: 昼寝
部屋で寝ろと言いたいんだけどきっと部屋だと眠れないからここで寝ているんだろうなと察しているが為に言えない葛藤中。(多分)












だきしめなだめる
: 項垂れる
「…シーア」
 なに、と言おうとして声が出なかった。否、出そうすると震えてしまいそうで、出せなかったと言うのが正しいか。
 くすと彼が笑う。ゆるりと寄って、腕を身体に回して引き寄せられる。
「そういや昔、そんな顔した事あったよな」
「そ、うだっけ…」
「一度だけな」
 結局震えた声で応えてしまった、笑いながらテッドはくしゃりとシーアの頭を撫で回した。
「…今考えてみると、昔からテッドは僕の事子供扱いしてたよね…」
「実際そうだしな?」
「子供どころかお爺ちゃんと孫よりも離れてるけど」
「…泣きたいガキは無駄口叩いてないでさっさと泣いとけっ」
 痛い所を突かれて憮然とした返答を返すと、涙声で笑いがシーアから上がる。それもほんの少しだけで、次第に声が萎んでいき、最後には沈黙となった。
 少々、重症かも知れない。
 昔を思い出す、短い期間、けれど怒濤の様に過ぎた戦の時。沢山のものが彼の背に重石となって降り掛かっていた。なんでもない風に振舞いながら、少しずつ少しずつ、重なっていく重石に、彼は一度だけその重さに耐え切れず涙を零した事がある。
 酒場すら灯りを落として静寂が広がっていた深夜、そんな闇の中で紋章を通して伝わって来た叫び声、常よりも強いそれに不安を感じて様子を見に行ってみれば、其処にあったのはシーアにしては珍しい、苛立ちを隠せず険しい面持ちを浮かべたまま俯く姿。手には水差しが握られていて、起きた際投げ付けようとしたらしいが、その後の事を考えて勢いを押し止めてしまったのだと言った。
 感情を押し込めて押し込めて、表は常に平坦に。それは彼の処世術ではあった、だか彼とて人間で、普通よりも変化は乏しいがそれでも様々な感情を抱える人間なのだ。
 部屋の中では窒息しそうな様子に甲板へ連れて行き、途切れ途切れに会話を交わしていた時。何が切っ掛けだったのか、声を詰まらせて蹲った。許容量を超えて溢れて来た感情に流されて、その時一度だけ、その一度だけ。
 苦しいと悲鳴を上げた。
「…百五十」
 囁く様に彼が呟いた。
「漸く出逢った時の君の年に、追い付いて。やっぱり実感する」
「何が」
「テッドは強い」
 ふる、と語尾が震えていた。
「こんな長い年月を君はずっと、ひとりで生きて来たんだ…やっぱりテッドは、強いんだよ。
 …僕なんか、ポーラがいなければどうなっていたか…」
「…シーア」
「百五十経って」
 肩が微かに、震えていく。
「やっとテッドの気持ちが、判った。…莫迦だ、本当に僕は、莫迦だ」
「…そんな事言うなよ」
 寄せて、震える肩を宥めて。ゆるりとテッドは言葉を紡ぐ。
「俺だってずっとひとりじゃなかったさ。長い時を生きる間に、アルドやお前の様な奴に逢ったから。今迄ひとりで生きて行けたんだと思ってるんだぜ?
 なあシーア、俺は、シーアが俺の事の全てを理解してくれていなくても、それでも俺に手を差し伸べてくれてた事は、俺にとって何よりも救いだったよ。
 判らなくても、認めてくれる、受け入れてくれる。傍に居てくれる。そしてそれを、俺が受け止める事が出来る。お前みたいな奴がいるんだって知ったから、俺は此処で、レイと出会えた。あいつと笑いあう事が出来た」
 なあ、と彼は言葉を続ける。
「人間ってさ、本当に…ひとりじゃ生きていけないんだよな。何処かで必ず、誰かと繋がっている。完全に断ち切る事なんか出来ないんだ。
 だからさ、もう少し、誰かと歩く事を望んだって良いと思うぞ。
 昔からお前は何でも背負い込み過ぎる、特に今の時期は、ひとりで抱えられるものじゃないだろう。
 …ポーラに頼れたら良かったんだろうが、お前の事だから出来ないんだろうし。」
 あいつだって心配しているのにと溜息をつき。とんと軽く背を叩いて宥めながら。
「ひとりで歩こうとするな。ポーラもいる、俺も、レイもいる。
 ずっと共にはいられないだろう、けれどその僅かな時間が、何よりも大切な時となる。
 何よりも、お前を生かすから。だから」
 だから暫くだけでも、共に歩んで行こうと彼に伝えた。